コーヒーの汚豆(おまめ)

コーヒー豆は実は汚い

コーヒーを飲んだ後に頭痛や胃もたれ・下痢・胸焼けなどの不調を感じるその原因、カフェインだと思う人は多いと思います。
でも実はこれ、”豆の汚れ”なのではないかと関心が高まっているのを、ご存知ですか??

まずコーヒー豆と言えば多くの人が、光沢のある濃い茶色のものを想像すると思います。
でもこれは、すでに焙煎された後の豆。
収穫前のコーヒーは“コーヒーチェリー”とも呼ばれるように、実際にはベリーです。
そのベリーから種子を取り出し乾燥させたものが“生豆”となります。
ちなみに“生豆”は“きまめ”または“なままめ”読みますが、通の間ではグリーンコーヒー とも呼ばれます。

そしてこの生豆の状態で流通(輸出)され、輸入した国の中で それが焙煎されるのが一般的な流れです。

なので基本的に、小売店で売られる豆や飲食店で飲まれるための豆は、専門の輸入業者や焙煎業者などが焙煎してから卸したものです
ただ、この収穫から焙煎までの過程の間にコーヒー豆が汚れるリスク3点潜んでいるんです。
そしてその汚れこそが、体調不良のもとになっていると考えられています。

コーヒー豆が汚れるタイミング

次に、一般的には知られていないそのリスク3つ紹介します。

汚豆リスク① 現地の水

産地で収穫された豆は現地で水洗いされていますが、その水は日本のようにきれいな水ではありません
細菌類が種子内に浸透しまうリスクがあるんです。

なお、コーヒーの主な産地は中南米・東南アジア・アフリカの赤道に近い国々です。
往々にして言えば、決して水質がいいとは言い切れないところです。

汚豆リスク② 海上輸送中の環境

輸送中の豆は長ければ1ヶ月、赤道直下を移動する船の常温コンテナに入った状態です。
湿度も高く、昼と夜の温度差も大きいため、虫やカビも発生しやすい環境です。

なので、有機栽培のものは余計に注意です。
というのも、農薬が使われていない分腐りやすく逆に虫やカビがつくリスクが高くなるからです。

汚豆リスク③ 資材

そもそもですが、豆を入れる袋は麻製ゴミや埃や土なども混入・付着しやすいです。
往々にして産地の人たちは国民性的に、よく言っておおらかで悪く言って大雑把ですからね。

日本人のように細かい部分まで清潔に気を配りながら作業しているとは思えません(あくまでもイメージと想像ですけども😅)。

でも焙煎前に、洗わない?!

このように 流通の間に豆は汚れているのに、加工現場では豆を洗いもせずに焙煎します
これって野菜で例えれば、スーパーで買ったものを家で洗いもせずいきなり調理して食べる感覚ですよね🤔
“汚れは焙煎で焼ける”と考えられてはいますがカビ毒には加熱されても生き残る種類もあります
こう思うと少し抵抗感が湧きませんか??😅

そういうこともあり、その対策として野菜のようにコーヒー豆も【焙煎前に水で洗う方法】など注目されてきています。
ただ、コーヒー生豆には水溶性成分も含まれるため水洗いで成分が溶け出し味に影響が出るという考えもあるので、まだまだ研究段階のようですが。

体に不調なく美味しいコーヒーが、もっと身近になるように期待したいですね🌱

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