ありがとうって、言うべきときに言えてる??
感謝は受けるよりも“伝える方”がプラスの効果がある
アメリカ・カリフォルニア大学の研究により、感謝を伝える人の方がそれを受ける人よりも健康や幸福度に好影響があることがわかっています💡
つまり、感謝は受ける人よりも伝える人の方にプラスの効果があるということ。
なぜなら、感謝というものは、いい結果を得たときに自然に湧く感情なので。
だから感謝する機会が多ければ多いほど、そういう人は【自分にはいいことがたくさんある!! だから自分は幸せなんだ!!】と自然に思えてくるわけです。
そして幸せだと思えればまずは自分が満たされて、今度は誰かのために何かしたいと考え行動できるようになるということ。
ということはつまり、世の中に感謝が増えるほど社会はよくなっていくということですよね。
やっぱり、ありがとうって大事ですよね!!
感謝の乱用に注意
でも、注意点もあります⚠️
最近はSNSなどで感謝ワークという言葉も流行っていますが。
流行的な感覚だからなのか、たまにあまりにも【感謝を乱用している】と思えてしまうような過剰な感謝も見られます😅
なるべくネガティブな言葉を使わず、感謝の気持ちを使って物事を受け止めるという考えのもとだとは思うのですが。
とにかく、なんでも【ありがとうに置き換える】のは時として注意すべきなんです🧐
というのも、状況によっては【ありがとう】も【自分勝手な考え方】になってしまうこともあるから。
例えば、仕事で自分のミスによって仲間に迷惑をかけて、上司から注意されたとき。
【申し訳ありません】と言う言葉はネガティブだから代わりに【ご指摘ありがとうございます】と言おうとする人、いますよね。
普段から自己啓発を心がけている感じがして意識の高さが伺えますが。
でも残念ながらそれって、自分的にはよくても相手の気持ちに寄り添ってはいませんよね。
相手からしたら、そこは感謝されるところじゃないですから。
話が噛み合っていないという…。
だからこういうときは単に、反省していることを【謝罪】で伝えて【以後気をつけます】と言うべきです。
【ありがとう】はすべての問題を解決してくれるマジカルワードではないですから。
一人で生きているわけではないので、相手のことも考えTPOに合わせて、適切な発言•行動をしたいですね😄
ということなので、ありがとうは必要以上に言う必要はないということでですね…😅
それよりも、言うべき時に言い逃すことはないように。
それから、誰かの好意を“当たり前のもの”にしてしまわないように。
当たり前のことを気をつけたいですよね。
好意の返報性と“すみません”
ちなみに、アメリカの社会心理学者ロバート・B・チャルディーニが提唱した【返報性の原理】の一つに【好意の返報性】があります。
これは、ヒトは誰かから好意を受けるとその相手に対してお返しをせずにはいられない気持ちになるという心理。
これを踏まえて。
日本語では【すみません】も感謝を意味して使うことがありますが、この語源をご存知でしょうか??
これは、文字通りに読むと【このご好意をいただいたからには、これだけでは終わりません】という意味であり、つまりは【後でちゃんとお返ししますからね】ということなんですね💡
ありがとうにしろ、すみませんにしろ。
感謝の気持ちはちゃんと伝えたいですね。
たった5文字の言葉で相手はもちろん嬉しいし、自分も幸せになるんだから😉