字を手で書くことの良さ

便利で読みやすく正確な文字が書けるツールが増え、現代人が文字を手書きする機会は激減しています。
ついついデジタルに頼りがち。
手で文字を書くということには、脳にも心にもいい作業です。
そのメリットをご紹介します。

①記憶力と学習能力の向上

手で書くということは脳の様々な部位を使います。
文章を考える時は左脳、手で何かを書く行為は右脳。
書こうとする文字を記憶在庫から取り出すのは海馬で、文章を組み立てるのは前頭葉です。
脳が全体的に活発に働くことで、書いている文章のことを脳が重要だと認知します。
そのため、書いた情報が記憶として長く留まることになります。

②精神の安定

手指を動かすと脳内で感情をコントロールする分野である前頭前野が活性化され、感情の乱れを防ぎます。
PCやスマホでタイピングするよりも、ペンや筆を持ち文字を書くときの手指の動作の方が細かく多いため、より前頭前野が働きます。
また、ブルーライトを介さないので自律神経が安定し、心が落ち着きます。

③創造性が増す

手書きには制限がなく自由に書けるため、創造性が広がり新しいアイディアの創出にもつながります。
手で書いた文字は自分の個性。
手書きすることで、限りない自己表現が可能になります。

④感情や心がこもる

手書きのメッセージや文章には感情や心がこもります。
どんなにフォントを変えても伝えきれない書き手の気持ちが、手書き文字なら表せます。
また、日記やそのときどきの気持ちを書き残しておけば、後で読み返した時自分の感情に気づけます。

というように、手書きにはタイピングにはないメリットがいっぱいです。
便利ばかりがいいというわけではありませんね…
大事な相手とのコミュニケーションには手書きの手紙で想いを込めて伝えてみるなど、日々の中で少しでも手で字を書くようにしてみませんか♪

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