現代人の食の心得 …食品添加物との上手な付き合い方
“食の名言”と時代の違い
“YOU ARE WHAT YOU EAT(食べたものが自分になる)” という言葉は元々フランスの美食家、ジャン・ブリア=サヴァランさんが言ったもの。
彼がよく“普段食べてるものを教えてくれたら君の性格を当ててみせるよDis-moi ce que tu manges : je te dirai ce que tu es.”と言っていたのが由来で、転じてこのようになり広まったフレーズです。
“ジャンさん、こんなことを言えるなんてすごい…”
“当時彼がいかに食事を知り尽くしていたかが伝わってくる!”
…と素直に想いたいところですが⚠️
ジャンさんがこれを言っていたのって、今から200年も前の西暦1800年前後のことなんですよね…。
何が言いたいかと言うと、ジャンさんがフランスでいくら裕福だったとはいえ(実際に貴族系ではあったらしい)、当時現地で手に入れることができた食材より、現代の日本人の庶民が近所のスーパーで買える食材の方が圧倒的に多いということなんですよね。
だから、ジャンさんの食の知識も現代では残念ながら通用しないかも…?
なんて思いますが、というかそれよりももっと深く受け止めたいのは、現代人が食べているものって当時のフランスどころか世界のどこにもなかったものがほとんどだ、ということ。
ファストフードや即席飲食店のメニューはほぼそうだし その辺の冷凍食品・惣菜・清涼飲料水など、全部、当時の人たちからしたら想像もつかないものですよね。
こんな現代食をジャンさんが見たらきっとこう言うでしょう。
“これは本当に食べ物ですか??”
…というのも、“あまりに不自然”と言う意味でですね。
だってこれらの食品はもはや、本当にもう食べ物じゃないかもしれないですからね。
どれも添加物まみれで人工的ですから。
(例えばペットボトルのお茶にはビタミンCと書いてありますが、これだって合成的に作られたザ・化学物質ですしね。)
添加物大国日本で生き抜くためには
とは言っても、日本で添加物を一切摂らない生活を送るのはほぼ不可能です🖐️
というのも、現在日本で認可済の添加物は約1500種類もあるからです。
ちなみにアメリカ約130種類、ヨーロッパ数十種類に比べてダントツに多いんです。
添加物大国ジャパン🇯🇵 そこかしこ、全てが添加物入りです。
だからと言って悲観的になってもいられませんよね。
ではそんな現代の食生活について、心得ておくべき大事なことは何か??
まずは そんな不自然なものをいかに能動的に食べないようにするか、どう摂取する量を減らすか、知識を備えて選択・行動すること。
怖いのは添加物自体ではなく“知らない・気にしない”という状態の方です。
それからなんと言っても最も重要なのは“どうせならありがたく美味しくいただく“という精神でいること!!
プラセボ効果もあるように、精神は肉体を上回ります。
だからどうせならプラスの意識で“たまに食べると美味しいな!!”とか“これを食べて午後も頑張るぞ!!”と思いながら食べたいですね🌱
食べたものが自分になるわけですから…自然な自分でいたいですよね??
“現代人の食の心得 …食品添加物との上手な付き合い方” に対して1件のコメントがあります。