白湯はただのお湯じゃない
日本ではお湯は特別な物
日本語では 熱い水 のことを“お湯”と言いますよね。
でも基本的に日本語以外の言語には 熱い水 を お湯 と一言で表せる言葉はなく、お湯はあくまで “熱い水” です。
英語でお湯はhot water。
スペイン語でお湯は agua caliente(agua=水、caliente=熱い)。
中国語でお湯は热水または开水(ちなみに中国語で“湯”はスープを指します)。
だからでしょうか??
日本では昔から“お湯”をお風呂に汲み浸かったり、諺や慣用句にも多用したりするなど、単なる水とは明らかに違う概念として特別に扱っていますよね!
だからこそ最近改めて日本で“白湯”に注目が集まっているのも不思議ではありません。
そもそも白湯って何??
白湯(さゆ)とは、水を一旦沸騰させた後、飲める程度の温度(50度くらい)にまで冷ましたお湯のことです。
お湯と言えばお湯ですが、これがただのお湯とは一味も二味も違ってくるんです!!
では一体白湯の何がいいのか??
次にメリット3選を紹介します。
白湯のメリット① 代謝と免疫にいい
内側から体が温まり体温が上がるため、エネルギーの消費が促進され、それに併せて基礎代謝が増加します。
さらに免疫機能も活性化するため、体が丈夫になります。
体温の低い現代人には特に大事ですよね!
なお、体温の低温化については過去の記事 【冷たい体に気付いてる? 低体温化に注意】をご覧ください🌱
白湯のメリット② 胃腸の健康促進
胃腸の血行がよくなり胃腸が活性化するので、消化吸収が促進され胃腸の調子が整います。
また、尿や汗を通じて老廃物が出やすくなるため、デトックス効果もあります。
市販品なんてもう不要になる天然の整腸剤なわけです。
白湯のメリット③ 安全に飲める…でも注意も⚠️
日本の水道水は安全のため塩素で消毒されていますが、煮沸でこれを除去できます。
ただし⚠️
塩素には酸化作用がありこれが水の中の有機物と反応して、発がん性があるとされる化合物“トリハロメタン”が生成されてしまいます。
このトリハロメタンは厄介な性質で、水温の上昇につれて増殖します。
沸騰直前の水ではトリハロメタンが加熱前の約3倍にも増えるとか!
なので除去するために大事なのが、最低でも5分以上の沸騰です。
残留塩素は数分の沸騰で除去できますがトリハロメタンはもっと手強いので。
沸騰したからといってすぐに火を止めないこと!!
覚えておきましょう。
起源はアーユルヴェーダ
ちなみに白湯はインドの伝統医学・アーユルヴェーダが起源。
その歴史はなんと約5000年にもなるそうです。
アーユルヴェーダは自然界の【水・火・風】のバランスを保つことが健康につながると考えているんですが…道理で!
【白湯=火で温め風で冷ました水】ですから…絶対体にいいわけですね!!
どうぞ皆さんも白湯でヘルシー&ハッピーな毎日を🌱