食べるというより咀嚼する

日本人の噛み具合

現代日本人の食事時間は平均10分、咀嚼は約600回。
これが100年前では食事時間20分、咀嚼は約1,500回
1,000年前は食事時間30分で、咀嚼は約2,600回。
2,000年前は食事時間60分で、咀嚼は約4,000回。

つまり人が食事にかける時間と咀嚼する回数(食事中に食材を噛む回数)は、劇的に減っています
理由は調理技術の進化で、食材が軟化しているため。
これはいい傾向だと思いますか?
噛まない食事は時間効率は向上しても、健康にとっては全くよくありません
食事は昔のように、たくさん噛んだ方が絶対にいいんです。

その代表的なメリットを3点紹介します👇

噛むことのメリット

①唾液で健康促進!
噛むと唾液がよく出ます。
唾液が出ると消化酵素の分泌が促進されるため、消化時の胃腸の負担が減ります
唾液には抗菌力もあるため、食材の菌を死滅させ、病気率を抑えます
また、唾液には食事中に脱灰(簡単に言うと溶解)した歯を再石灰化する(元に戻す)作用があるので、虫歯予防の強い味方でもあります。

②美容効果
噛むと口や顎周りの筋肉が引き締まり小顔になる上、顎骨が発達するため歯並びがよくなります
さらに、噛むことで満腹中枢が刺激され過食を防げるため、ダイエットにもいいんです。

③脳が元気になる
よく噛むことで脳神経が刺激されるため脳への血液量が増加します。
結果、脳が活性化して認知症や記憶力向上することになります。

とにかくもっと噛もう

いつ頃から言われ始めたか定かではありませんが、”1口30回噛んで食べよう”と言う教訓がありますよね。
でも食品加工や調理技術が進む現代では1口30回って少なすぎじゃないでしょうか?
今の時代、1口につき50〜100回くらいでもいいんじゃないかと思います。

意識を変えるためにも“物を食べる”ではなくて“物を噛む”と、普段から言うようにすると意識が変わるかもしれませんね🌱
そして”お食事”は”咀嚼事(そしゃくじ)”と呼んでしまうのはどうでしょう♪

食べるというより咀嚼する” に対して2件のコメントがあります。

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