花粉こそ被害者です
花粉症の仕組みからわかること
花粉症=悪じゃない
花粉症と言えば2月〜4月のスギ、5月のヒノキ、8~9月のブタクサとヨモギです。
毎年この時期は憂鬱になり、名前を聞くだけでゾッとする…花粉なんてなければいいのに…なんていう人も多いですよね。
つい花粉症が毛嫌いされ、いやなものになっています。
でも実は、花粉自体は全く悪者じゃありません。
花粉=子孫作りですから。
おしべは花粉を作り、それを風に乗せてめしべに受粉させる。
植物にしてみたら、次世代の子孫の種を作るために必要なことをただしているだけです。
別に人間を攻撃しようとしているわけじゃありません。
花粉症はどんな仕組みか?
花粉症が発症するのはどんな仕組みかを知ってみると、花粉症が悪くないことがわかってきます。
簡単に言えば、花粉の内部や表面にあるアレルゲン物資が人体内に大量に入り込み、各個人にあるその対抗性(許容量)を超えたときです。
でもそもそも、花粉そのもののは人体には入れない大きさです。
花粉が割れると、アレルゲン物質が分離されるので体に入れてしまうんです。
そして、ここからが問題です。
花粉が空気中を漂いながら自然に割れてしまう割合はせいぜい2割程度です。
ですが、大気汚染物質と接触すると約8割が割れてしまいます。
つまり植物からしてみれば、子孫を残すための花粉が大気汚染により攻撃されているということになります。
だから言い換えれば、花粉は被害者なんです。
花粉症をなくしたいならエシカルに生きよう
花粉症が年々ひどくなる理由
花粉症は1961年に初めて発見されてからまだ約60年なのに、今や代表的な国民病になってしまっています。
しかも年々深刻になっています。
人間が便利さを求めて経済を発展させてきたことで、空気が汚れて始めているからです。
よく都会の方が花粉症が深刻だと言われますが、それは都会の方が空気が汚れているからですね。
植物たちだって繁殖のために、大気汚染に対する抗体を何代もかけて高めています。
そのため花粉自体もどんどん強くなりますよね。
人間的に言えば、花粉症が年々手強くなっているわけです。
個人の行動が花粉症も変える
でも、もう一度言いますが、花粉症の原因は便利さを求める自分たち人間の行動にあるんです。
花粉症は辛いけど植物はもっと辛いはずですから。
花粉症をなんとかするには、自然環境にやさしい行動をすること!!
個人でもできる限り努力したいですね🌱