“自律神経を整える”を正しく言うと??
“自律神経を整える”は実は誤解!
よく”自律神経を整える”と言いますよね?
ところが実はこれ、微妙に誤った言い方です。
なぜなら自律神経は自分の意志では動かせません。
なので、自律神経を整えようとしたって、それは無理なことなんです。
自律神経を整える、ということを噛み砕いて言うとすれば、それは”自律神経がいつも健全に働いてくれるように、自分自身の生活やいる環境を整える”ということになります。
結局は、普段の自分の生活を見直すことになるんです。
自律神経って何?
そもそも自律神経とは人間の生命活動のバランスを整えてくれている神経のことです。
体温・汗・呼吸・循環・消化・生殖・排泄・代謝など、生命維持に必要な機能身体の働きを調整する役割があります。
そしてこれは、交感神経と副交感神経の二つの種類の神経がセットになって成り立っています。
交感神経は昼間や活動時に活発になる神経で、副交感神経は夜間やリラックス時に活発になる神経です。
この2つの神経のバランスが乱れると、体内機能の調節ができなくなり次のような不調が生じます。
身体的な症状
頭痛
めまい
動悸
消化不良
食欲不振
下痢
便秘
…など
精神的な症状
だるい
気分の落ち込み
慢性的な疲労感
イライラ
不安
…など
地味ですが、日常生活に意外と大きな影響の出る厄介なタイプの不調ですよね。
重要なのは自律神経は冒頭にも挙げた通り、自分の意思で動かすことはできないこと。
だから、自分自身を律して、自律神経が最適に働ける環境を作ることが大切です。
自律神経が健全に働いてくれるようにするには?
自律神経が健全に働いてくれるためには、まずは生活リズムを整え規則的にすることが大事です。
その上で健康的な食事や適度な運動、良質な睡眠を摂ることです。
と、ここまでは基本的に、人が健康で生きていく上で当たり前のことですよね。
ここからが大事です。
社交する
食事・運動・睡眠に加えて特に心の栄養として大事なこと、それは社交することです。
人間は社会的動物なので、一時的に独りになりたいと思うことはあったとしても、心の底から孤独でいることが平気な人はいません。
人と関わらない生活を続けると、ストレスが増加し免疫力が低下します。
社交すること、つまり親しい気の合う人や家族やパートナーとおしゃべりをしたり団欒したりすることで、心が安らぎ落ち着くんです。
そうすることで緊張やストレスがほぐれ、自律神経がスムーズに働いてくれます。
気温差に注意
また、気候にも注意が必要です。
特に季節の変わり目の気温差で体調が狂ってしまうこともあります。
なるべく気温差のないよう服装や室内環境の調整をするようにするといいですね。
柔軟でいよう
現代社会では、100%自分のペースで生活するなんて不可能ですから、消去法でもいいので必ず優先するものを決めてしまいましょう。
生活の中で削るべきではないものから優先します。
例えば多くの場合、忙しいときは交感神経が働きすぎてしまうため、“休みたいのに休めない”状況です。
でもやはり人間は休むべきですから“睡眠だけは7時間確保する”とかですね。
自律神経(がいつも健全に働いてくれるよう、自分自身の生活やいる環境を)整えて、現代社会を楽しく乗りこなしましょう♪
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