ケミカルな歯磨き粉
なんでも歯にいいわけじゃない
歯磨き粉は口腔衛生を促進し虫歯や歯周病を予防するためのものですが、なんでも使えば歯にいいとは限りません。
歯磨き粉もビジネスで、その市場も例外なく競争が激しいため、企業は製品の効果や特長を強調して販売しています。
正直どの商品も、売り文句はきれいです。
歯磨き粉製造業者はもちろん法規制に従ってはいますが、成分の影響リスク等の情報の全てを開示はしていません。
歯磨き粉に含まれる成分には長期間・高濃度の使用や誤った方法での使用で健康にリスクがあるものもあります。
消費者は、注意深くなっておく必要がありますね。
では例えばどんな成分に気を付けておくべきか?
代表的なものを3つ紹介します。
注意したい成分
①研磨剤
歯表面の汚れをとり色を白くする目的ですが、長期間の使用によりエナメル質が削られすぎて感覚過敏になるリスクがあります。
研磨剤は一般的に珪酸やリン酸塩、アルミナといった化学物質でできています。
②フッ素化物
大量に使用し続けることで歯の変色や形成異常になります。
また、幼児には消化器系や神経系に症状の出る中毒リスクもあります。
なお、フッ素原子が電子を受け入れて負に帯電しイオン状態化するとフッ素化物はフルオライドと呼ばれるようになります。
③鉛
鉛などの重金属を長く摂取し続けると神経、腎臓、生殖機能への被害リスクがあります。
鉛の次に気を付けるべきがカドミウムです。
カドミウムは一部の土壌や肥料中に存在しそれが作物に取り込まれることがあるため、食品や農産物由来の成分を謳う歯磨き粉には微量のカドミウムが含まれている可能性があります。
お子様へは特に注意しましょう。
歯磨き粉にはその他にも香料や着色料など多種の添加物が含まれています。
このどれかの成分に対してアレルギー反応が起きてしまうリスクは計り知れません。
特にお子様は飲み込んで過剰摂取しやすいので気を付ける必要があります⚠︎
できれば高くても無添加の歯磨き粉を選びましょう!
使う時は正しく!
使う時は、次のポイントを抑えておきましょう♪
①歯磨き粉は適量を使う
一般的に豆粒程度の量が推奨されています。
毛虫のように歯ブラシに乗せるあのイメージ…ビジネスです!
それから歯磨き全般に言えますが次のことも注意👇
②磨くのは朝と寝る前の2回
③磨くときは2分以内
④柔らかい歯ブラシを使う
*使用時のポイントは諸説ありますが、本記事については次より参考としました:歯科学界や口腔衛生に関連する専門家団体(FDI、ADA、JDAなど)。
ケミカル歯磨きに注意!
しっかり成分を見て選んで使いましょう♪