モチベーションでやる気をオンに
モチベーションの正体
“やる気が出ない”不毛な時間…
やる気が出ない…
やらなきゃいけないのにいっこうにその気になれない…
とこう思うことって、誰にだってありますよね。
やらなきゃいけないことが目の前にあるのに手がつけられず、ダラダラとして時間だけが過ぎていく。
その最中を過ごす心境も、結局迎える悲惨な結末も、どちらも心いたたまれない状況です。
ではこういうとき、どうしたらいいのか。
どうしたらやる気が湧いてくれるのか?
こんな風にあなたを悩ますもの、それは“モチベーション”です。
名前だけなら誰もが聞いたことのあるはずのこの言葉。
実際はなんなのか?正しく理解している人は実は多くはありません。
まずはそこから考えてみましょう。
モチベーション=やる気の原動力
結論からいえば、モチベーションは“やる気の原動力”です。
いわゆる“やる気スイッチ”なのでそれが入らないと目的があっても行動できません。
モチベーション=やる気そのものだとイメージしてしまいやすいですが、それは違います。
またよく“モチベーションを維持する”といった言い方がされることもありますが、モチベーションは長く続くものではないんです。
モチベーションはやる気のスイッチをオンにするために使う一瞬のエネルギーです。
ここぞというときにしっかりやる気という火をつけられるかどうか、それがかかっているのがモチベーションです。
ちなみに、一度ついたやる気はある程度の期間オンの状態で続くのが正常です。
モチベーションの種類
モチベーションをもう少し深掘りします。
普段生活の中で“モチベーション”と一言で言うことがあると思いますが、実はモチベーションはいくつかの種類に分けることができます。
大きく分けると、生理的モチベーションと社会的モチベーションです。
生理的モチベーション
生理的モチベーションは、人間が生きる上で必須の生命維持のために必要なことが目的で起こるもの。
眠いから眠るとか空腹だから食べるとか、ほっといても湧くものです。
そのため、あえてこのモチベーションを上げようと意識することは、通常ありません。
社会的モチベーション
社会的モチベーションは、仕事や学校での人間関係など社会生活に関わるもの。
そしてさらにこの中に自発的に起こるモチベーションと他発的に起こるモチベーションの2つのタイプがあります。
自発的モチベーション
自発的モチベーションは社会生活を送る中で憧れや欲や夢に対して湧き上がるもの。
旅行に行きたい、オシャレになりたい、出世したい、などです。
これも生理的モチベーションに近く、ほっといても湧いてくるものです。
そのためあえてこのタイプのモチベーションを上げようと意識することはそこまでありません。
他発的モチベーション
他発的モチベーションは自分以外の何かが目的で起こるもの。
モチベーションの中でも特にスイッチが入りづらいのがこの社会的かつ他発的なタイプです。
具体的に言うと、社会生活上で自分の意思だけではどうにもならないことで、言われてやる仕事や、自分でやりたいわけじゃないけどやらないといけない作業など。
給料のために働くとか仕事で必要な資格を取るための勉強、などが該当します。
現代社会生活でのモチベーションの考え方
他発的モチベーションの上げ方 5選
さてモチベーションの正体がわかったところで、次に気になるのがどうやってそれを発動するか。
つまり、モチベーションの上げ方ですよね。
特に、他発的モチベーションは気が重くて行動するのもためらうことが多いと思います。
例えば仕事や学校では、与えられた課題や人間関係などがあり、自分の意思の通りに進められないこともありますよね。
そんな中でも健全に効率よくモチベーションを上げるには、どうしたらいいんでしょうか?
以下に、仕事などでも使えるモチベーションの上げ方のオススメを5点、紹介します👍
①あえて休む
心身が疲れていると、モチベーションは上がりません。
モチベーションは自分の一部。
他の体の機能と同じように、疲れていたら正常に働きません。
休憩も作業進捗のための重要な要素です。
作業をしていて締切時間が迫ってくることに焦ったりせず、一度しっかりと心身ともにオフに切り替えて休んでみましょう。
5分休むだけでも効果が出ます。
②理想像を想像する
自分の描く理想イメージを思い浮かべてみましょう。
近しい存在の人物、上司や先輩でもいいので、憧れの人のことを想ってみましょう。
近づきたい理想が改めて明確になり、モチベーションに再度火がつきます🔥
③過去の自分と今の自分を比べてみる
1年前の自分と今の自分を比べると、少なからずその間に何かを得ているものがありますよね?
初めて経験したこと、新しく得た知識やスキル、価値観の変化など。
成長している実感はなくても、実はちょっとずつ見聞は広がり進化しています
そのことを自信に変えましょう。
自身がつくことで、モチベーションが上がりやすい状態になります。
④初心を思い出す
長期的な作業では、やる気が低下することもありますよね。
そういうときは、作業を始める前の気持ちを思い出してみましょう。
完了後の理想像が鮮明ではないでしょうか?
それにそのときは、やるぞ!という気で溢れていませんでしたか?
作業前の理想像とフレッシュな気持ちを思い出してみましょう。
⑤誰かと会話する
自分1人の問題だとしても自分だけで抱え込むのではなくて、誰かに相談してみると、思いがけないヒントが得られやる気が起こることがあります。
または、いっさい問題に関係なく単なるおしゃべりをするだけでも、気が紛れてリフレッシュになります。
特に肝心なのは、会話をすると脳が活性化すること。
活性した脳があなたのやる気を刺激してくれるかも!
自分自身をメンテナンスしておこう
やる気スイッチが入らず日常的にお困りの方は、モチベーションも結局自分の一部だという認識を持つことが大事です。
モチベーションという自分以外の誰かがいて、自分のやる気スイッチを押してくれる…といった考え方をしていると永遠にやる気がオンになりません。
あくまでも自分のやる気スイッチを押すのは自分です。
だから普段から自分をメンテナンスしておくことが大事です。
自分自身をメンテナンスしておけば、いざという時にしっかり発動してくれます😄
そしてここでいう自分自身のメンテナンスというのは、健全な食生活や運動、睡眠、社交、日頃の準備や勉強…これらの地道な積み重ねのことです。
一度やる気に火がつけば、あとは流れと勢いに身を任せて推進していくだけ。
まずはやる気スイッチを押しましょう!