イエスマンは必要か??
イエスマンとは何者なのか
イエスマン。
それは主にビジネスや組織社会で、何に対しても”はい”と言い言いなりになる人。
本人の意志と異なっても権力者の指示に無条件で従う人。
社会の駒とも言えるような人のことです。
全然、かっこよくない人です。
でも、上下社会のある組織にいれば必ずこんなイエスマンは存在しますよね。
いえむしろ、たくさんいます。
ひょっとしてあなたはこんなイエスマンがいすぎるからこそ、現代には疲れてしまう人も多く、社会自体もダメになっているんではないかと思ってはいないでしょうか?
残念ですがその考え…きっと正解です😂
なぜそんなイエスマン社会は続くのか
イエスマンが社会をダメにし現代人の心を病ませるのだとしたら、ではなぜ、イエスマン社会はなおも続いているのでしょうか?
面白い研究があるので紹介します。
アメリカオハイオ州立大学が行った研究で、不特定の会社員を対象にイエスマンの必要性を調べたものです。
その結果、管理職は全員“イエスマンは不要”と答えましたが、役職のない社員の約4割は“イエスマンになることも必要”と答えたんです。
ですが面白いことに“イエスマンも必要”と答えた約4割の人たちほど出世する傾向があったんですが。
どういうことかわかりますでしょうか?
これはつまり多くのイエスマンは、イエスマンになることで上司に気に入られ出世はするものの、イエスマンを演じてきた自分に嫌気が差していて、部下にはイエスマンになってほしくないと願うようになるということではないかと思います。
でもその一方で、結局自分が偉くなれば、自分の言うことをなんでも聴くイエスマン部下の方が扱いやすいため、評価してしまう。
そしてそのしょうもないイエスマン部下がイエスマン上司になり、負のイエスマンスパイラルができているんですよね。
それでも、イエスマンは意志もなくプライドもなく言われたことを淡々とこなしますから、会社や組織は潰れず存続します。
ただ逆を言えば、現状維持がいいところで、成長はできないですよね。
まさに今の日本がいい例です。
みなさんは、自分の意見を言えていますよね?