魚2匹だけでももらえればいいよね?? というユダヤの知恵のお話

ユダヤの小話
ナポレオンがヨーロッパを征服した時、各国の協力者にご褒美をあげることにしました。
なんでも好きなものを与えてやるぞ、と言われ、人々はざわついています。はじめにフランス人が、“ワイン畑とワイン工場をください!”と言いました。
それに対してナポレオンは、“そうかわかった、楽しみに待っておけ”と答えました。
それを聞いたフランス人はもちろん、大喜びです。次にドイツ人が、“麦畑とビール工場をください!”と言いました。
それに対してナポレオンは、“そうかわかった、楽しみに待っておけ”と答えました。
それを聞いたドイツ人はもちろん、大喜びです。さらにイタリア人が、“小麦畑とパスタ工場をください!”と言いました。
それに対してナポレオンは、“そうかわかった、楽しみに待っておけ”と答えました。
それを聞いたイタリア人はもちろん、大喜びです。最後にユダヤ人の番になりました。
ところが彼だけはすごく冷静で、ただ“ニシンを2匹だけください”と言ったのでした🐟🐟
“本当にそれだけでいいのか?”とナポレオンは思わず聞き返し、周りの人たちもくすくすと笑っています。
でもユダヤ人はいたって真面目に “それだけでけっこうです。今すぐいただけますか??” 続けました。
そしてニシンはその場でユダヤ人に手渡されました。ところが。
それからものの数日後、戦況が変わりナポレオン軍は没落。
ナポレオンは無一文になり、褒美をあげられる状況ではとてもなくなってしまいました。つまり結果として、褒美を実際にもらえたのはユダヤ人だけだったということになります。

…という話なんですが。
この話、どんな教訓が込められていると思いますが??
きっとこうだと思います。
たとえなんでももらえるからと言っても、欲張らないこと。
日々生きるのに必要最低限のものさえもらえればいいんだという気持ちを忘れずに。
小さく儲けていこうという気持ちがやっぱり大事💡
ついつい欲が出てしまいますが、大切なのは着実に日々の糧を稼ぐことですよね😅
大きな利益を最短で手に入れてやる…なんて思わない方がよさそう。
コツコツやっていきましょう🔥