立つだけでウェルビーイング

座りすぎという現代病

現代人は座りすぎているというのを聞いたことはありますか？
デジタル技術の発展と普及により移動を伴う人間の行動範囲は狭まり続けていて、座ったまま長い時間を過ごす人が増加しています。

中でも、世界で最も座位時間（座っている時間）が長いのは、日本人なんだそうです。
日本人の平均座位時間世界最長の7時間という結果も出ています。
日本人は勤勉なので、仕事中のデスクワーク時間が長いのでしょうか？
それとも単に運動嫌い、テレビやネットをダラダラ観ている、車にすぐ乗る、などでしょうか。
どんな理由にしても、長時間座り続けるのは危険です。

1日の座位時間が長ければ長いほど、病気になるリスクが高まります。
血流や筋肉の代謝が低下し、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症などの発生率が高くなるんです。
また、活動量の低下はメンタルヘルスにも悪影響が出てしまいます。
まさに満身創痍。

意識して努力するしかない…でもそれでハッピー＆健康に！

週末にまとめて運動すれば溜まった負債を完済できるかというと、そう都合よくできてはいません。
日常からこまめに座る時間を減らす努力が必要です。
長時間の座位作業のときには、定期的に立ち上がるとかですね。

目標を決めましょう。
まずは “1日8時間以上・立つ” です。
1日の睡眠を8時間だとしたら、残りの16時間のうちの半分にあたる8時間は最低でも立って過ごすようにしましょう。
環境的に難しい人もいるかもしれませんが、工夫次第で達成できると思います！
例えばこんな方法を取り入れてみてください♪
・時間を設定して、立ったり運動する時間を作る
・あえて立たざるを得ない用件を作る
・30分程度の移動は歩く
・立って仕事や家事をする
・スタンディングデスク（立ったままPC作業ができる高さの台）かそれに代わるものを使う
・周りの人を巻き込む ←意外と重要！

それから立っているときは姿勢にも注意しましょう！
何かの作業中に正姿勢でいると、歪んだ姿勢でいるときよりも集中できて作業効率が上がると言われています。
できるなら少しウロウロ歩いてみてもいいかもしれませんね。
もちろん、日常的にウォーキングやランニングをするのはとてもいいことです。
立つことで病気のリスクが減るどころか、健康、ダイエット、美容にもよくなりますね♪

立ち上がって健康に生きましょう♪