YOU ARE WHAT YOU CHOOSE TO EAT

現代は “YOU ARE WHAT YOU CHOOSE TO EAT”
何を選んで食べるか、が大事

まず始めに、欧米の食に関する決まり文句にこんなフレーズがありますので紹介します。

“YOU ARE WHAT YOU EAT.”

有名なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
その通りに訳すと“人は何を食べるか(によって形成される)”といったような意味合い。
転じて、“あなたの体つまり健康はあなたが何を食べるかによって作られているんだよ、だから食生活には気を遣おうね”、という諭しを含んだ言い回しになります。
食生活の見直しに関して、現代にも広く引用される言葉です。

これはフランス人の美食家 Jean Brillat-Savarin(ジャン・ブリア=サヴァラン)が言った有名な言葉、
“Dis-moi ce que tu manges : je te dirai ce que tu es.(あなたがいつも食べているものを教えてくれたら、あなたがどんな人か当ててみます)”から派生したフレーズと言われています。
ジャンが1755年生まれの1826年没ですから、200年もの間定着しているフレーズだと思うと、すごいですよね。
でも、現代ではもうこのフレーズは適確じゃなくなってきているんじゃないかと思うんです。

現代は、こうだと思います。

YOU ARE WHAT YOU CHOOSE TO EAT / 人は何を選んで食べるか(によって形成される)

200年前と現代では食の選択肢の多さが格段に違います。
ジャン氏が当時のフランスで裕福だったとしても、現代日本人の平民が一般的にスーパーで買える食材の方が種類が多いんです。
選択肢がない中で食べたものがあなたになる時代ではもうなくて、あなたが選んで食べたものがあなたになるんです。

特に現代の日本では、化学的な原料が含まれていない有機食材を食べるとか、季節に合った旬の野菜を食べるとか、いくらでもできますよね。
日本人は無宗教ですが、自分で信念を持ってお肉を食べないことだってできる環境です。
どういう食生活が自分に合うのか、自分で選ぶことができる時代です。
何を食べるか、ではなくて何を選んで食べるのか、が大事です。

YOU ARE HOW YOU EAT も大事

それに食事って、一般的に1日に3回、時間にすれば合計1日に2時間くらいは費やす行動ですから、
ただお腹を満たすためだけにするのはもったいないですよね。

盛り付けや素材の見た目を楽しんだり、素材の栄養や収穫方法を勉強したり、誰かと一緒なら味わいの感想を交換したり。
付加価値をつけながら食べたいものです。
そうすれば体だけでなく、心も健康になります。
それはつまり、

YOU ARE HOW YOU EAT / 人はどう食べるか(によって形成される)

ということです。

それから、必要な分だけを食べれば食品ロスも減るし、資源も守れます。
あなたがどのように食事をするか、それによっては自然にとってもプラスになるかもしれないということです!壮大ですね。

何を選んで、どう食べるか。
ぜひあなたも、”YOU ARE WHAT YOU CHOOSE TO EAT & HOW YOU EAT”、考えてみませんか♪

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